Gimpのツールボックス(修復ブラシ)

修復ブラシとは、あるオブジェクトを画像上から排除、あるいは修正したい場合に有効なツールです。具体的には肖像画像等で、モデルの顔からホクロをとりたい、皺をとりたい場合に活躍します。
この意味では、修復ブラシはスタンプツールと機能が酷似していると考えて良いでしょう。とはいっても、これらのツールは区別されています。では、その違いは何か。それは周辺色彩を視野に入れた修正ツールであるか否かにあります。スタンプツールが選択箇所を適応箇所にそのままコピーするのに対し、修復ブラシツールでは、自動で適応箇所周辺の色彩に適合した修正を施してくれます。これはより自然な修復を意味します。しかしながら、使い方によっては、スタンプツールより不自然な仕上がりとなる事も間々あります。つまりこれらは状況に応じて使い分ける必要があります。

−Gimpの使い方−